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October 22, 2005

温かさ

今から半年前、検察審査会の審査員に選ばれて、月に1~2回ほどだが、地方裁判所に行くことになった。今日はその任期を終えた日だ。審査会そのものより、裁判所の印象が大きく変わった。裁判所は犯罪者と強く結びつくし、出来ればお世話になりたくないし、法律の堅苦しい、マイナスなイメージがとても強かった。

しかし、6ヶ月通って分かったことは、①裁判所はどこよりも市民の見方であること②犯罪者もそうでない人も平等にあつかうこと③思っていた以上に人情に溢れる場所だということだ。こう思えたのは、検察審査会の局長さんがとても気さくで学ぶことがとても多かったことにあると思う。

この期間中、裁判を4件傍聴した。必ず思うのが、この雰囲気に耐えられない。裁判所で働きくない(無理だけど)と本気で思った。しかし、局長は極めて穏やかな方だ。人間の悪や汚い部分を毎日見聞きしているのになぜだろうと思い、聞いてみた。すると、「どんな凶悪犯罪者でも、裁判所で証言したことや謝罪の言葉を信じることにしている。きっと更生すると信じている」と笑顔でおっしゃった。何度裏切られても『信じる』。とても大変なことを毎日、当たり前のように。局長さんは、私にとって『完全』に近い『人』だ。『神』が存在するなら、こういう『人』とことをいうのではないかと感じた。言葉に偽りをまったく感じなかった。

裁判所は、警察や病院よりも親切で、温かくて、私たち市民を決して見捨てない。

「どんな人でも絶対この世に意味があって生まれてきた」

道を外すのは容易だが、毎日をまじめに生きるというのは大変なことだ。局長さんと出会ってまじめに生きたいと、そう思った。

検察審査会審査員に選ばれたら、断らず参加することをお薦めします。やるべきです。

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Comments

今日は久しぶりにブログを読んでいて見つけました。最近のブログはかなりまじめモードのようですね。
しかも検察審査会の審査員に選ばれたなんてすごいですね。漫画で近々この制度が導入されるって書いてあったけどすご~い。
私も10年くらい前に一緒のバンドだった仲間が海で死にました。信じられなかったし、凄くショックでした。成長していく段階で若くして命を落とす人も本当にいるんだな・・・ニュースで聞いてもどこか他人事の自分がいたりします。でも自分もどうなるかわからないのですよね。
これからまだまだつづくであろう人生後悔ないよう、がんば☆

Posted by: えんぼう | October 22, 2005 at 09:34 PM

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